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新年のご挨拶

2022.01.04

あけましておめでとうございます。
旧年中は格別のご愛顧を賜り厚く御礼申し上げます。
今年もより一層のお引き立てのほど何卒よろしくお願い申し上げます。

昨年11月27日に開催された日本登記法学会での学習院大学教授小塚荘一郎先生のお話は衝撃的でした。「最新の法の世界では英米法系と大陸法系などという枠組みではなく新興国市場も取込んだ統一的な理想の制度を作っていく流れにある。航空機物件、鉄道車両、鉱業物件等高額の動産についての担保法の分野では国際登録簿が電子システムで構築され、これにより国境がなくなり世界中からオンラインでアクセス可能になる。また、その公的インフラの運営については日本人の感覚では官が行うものと考えるが、民間を主体とする前提(後進国では賄賂が横行し登記の順位が変わったり、登記が消えたりするので政府の役人が信頼されてないからとのこと)で考えられている。システムの構築には本来法律家とエンジニアの対話が必要だが、エンジニア主体で構築される傾向にあり、放置しておくと『法の領域』が次第に縮小していく。」とのことです。法の世界もガラッと変わるかもしれません。
今後法務局と他省庁のシステムの連携も図られ、多様な電子署名の普及による議事録等の書面の電子化も急速に進んでいくと思われます。司法書士の仕事も大変革の時代に突入しています。AIを使いこなし、取って代わられないよう気を引き締めて皆さんのお役に立てるよう研鑽を積んで参ります。

本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
第六波の到来がないことを心より祈念しております。

司法書士法人 行政書士法人 さくら国際 所員一同

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